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ドローンを飛ばす上で飛行前に自分がどういったモードで飛ばすのか、Angle・ACRO・HORIZONモードの違いについて
目次
Angleモード
海外通販でドローンの性能にAngleModeと記載されている事があります。Angleモードとはレバーを離した際に、基本的にジャイロが働き自動的に水平姿勢を維持してくれるモードです
ほとんどのトイドローンは基本的にAngleモードのため、着陸が安定しているというのも特徴。その代わり設定以上(低速・高速モード)の機体傾きは出せないため、パワーによっては強風で流されてしまうなどの問題もありますが、基本的には安全サポート付きの飛行が楽しめるモードです
ACROモード
アクロモードは、Angleモードのようなジャイロによる水平姿勢制御がOFFになるため、機体の傾き制限がなくなり、フリップや急速旋回など思いのままの姿勢制御が可能になり自由にフライトできるようになります
その反面、スピードコントロールや姿勢制御はすべてマニュアルになるため高度な飛行テクニックが必要とされます。初心者がアクロモードでドローンを飛ばせば間違いなく墜落して、落ちる角度によっては大破してしまう危険性もあるため、絶対に最初に手を出してはいけません(フライトシミュレーター等で要練習)
HORIZONモード
ホライゾンモードは、ジャイロによる姿勢制御があるAngleモードと機体の傾き制限がなくなるACROモードの中間で、レバーを離すとジャイロによる水平姿勢制御サポートがつくけれど機体の傾き制限がACROモードと同じように解除されるため、高速飛行+安定姿勢制御が可能なモード
高性能な空撮機などの場合、強風が吹いた際にも機体の傾きで対応できる上に、着陸など安定飛行する場合も自動制御サポートが着くという事で広く用いられています。
また、トイドローンでも一部、HORIZONモードに似ている仕組みとして、スロットルを目いっぱい傾けた場合、その方向にフリップするというマニュアルフリップサポートがついてるものもあります(私が経験したのはMJX X600の高速モードでレバー傾斜角が95%を越えたらその方向にフリップ)
では実際に参考になる動画を見つけたので比べてみましょう
Angle・ACRO・HORIZONモード比較 参考動画
ACROモードの場合、レバーを離してもその姿勢がずっとキープされるため、現在どういう姿勢かを把握して自分で戻す必要があります。FPVゴーグルで角度表示があればいいですが目視飛行の場合は慣れてないと結構テンパって墜落させる人が多いのも納得ですね(;^ω^)
HORIZONモードはレバーを離すと姿勢が水平に戻ります。一定角度以上に倒すと一回転するというフリップが含まれているようです。あわててレバーを大雑把に操作すると予期せぬ所でフリップ発動なんて事も注意ですね(;^ω^)
Angleモードはレバーを目いっぱい倒しても設定した角度以上には機体は傾かず、レバーを離すと水平姿勢に戻るジャイロが働きます。トイドローンは基本はこのスタイルが多いです
AngleモードとACROモード 実機比較参考動画
この動画がとてもわかりやすいです。Angleモードだと旋回終わりから直進の立ち上がりにかけて画面が水平になっていますね。これはジャイロサポートが働いている証拠です。実際、私が飛ばしたMJX Bugs6の飛行動画でもこんな感じの画角になっています
一方でACROモードでは、ほとんど水平になっておらず傾いたまま飛行し、くいっくいっとカクカク角度を微調整しているのがわかります。クイックな反応と操作と連動したイメージ通りの操作が楽しめるので、理想はACROなんですが・・
どのくらいレバーを倒すとどのくらい傾くのか?瞬間的に出力をあげたらどういった挙動をするのかを感覚で掴まないと姿勢制御は難しいでしょう(;^ω^)あんなフリップやってみたいけどね
まとめ:飛行モードの違いはちゃんと理解しないと危険
トイドローンの場合、基本的に安心して飛ばせるようにAngleモードがベースになっていますが、最近登場してきた新機種では、ACROモードに切り替えできるタイプも増えてきています
よりアグレッシブな飛行体験をおもちゃでも・・という流れかもしれませんが、Angleモードでうまく飛ばせたとしても、ACROモードは別物ですので、必ず練習してからにしましょう
理想はHORIZONモードですが、HORIZONモードでも気を付けなければいけないのが、機体傾斜角がACROのように一時的に解除されるため急激なレバー操作は危険です。
レバーを離せば水平姿勢になる仕組みですが、GPSがついてるとその位置に止まろうとしてブレーキがかかりますが、GPSなしのAltitudeHoldやオプティカルフローセンサーのみの場合、余分なスピードの分だけ水平姿勢のまま惰性で横流れする危険性があります
そのため、飛行状況(風や周りの環境等)にあわせて適度な微調整を意識したほうが安全という事を覚えておきましょう