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手動でホバリングさせて一定高度を保つためのスロットル操作にはコツがあります。機体ごとの癖を掴むポイントを理解すると初めて操作するタイプでも安定して飛行させる事ができます
目次
ホバリングとは?
ホバリングというのは、一定高度を保ち、その場に停滞する動作を言います。ヘリコプターやドローンだけでなく、自然界の鳥でいえば、ハチドリなども高速に羽ばたいてホバリングしています。ホバリングするには、以前の講座(ジャイロセンサー)で話した水平維持をしながら上昇と下降のバランスが一定に保たれている状態を作ればいいだけなのですが、実は手動でスロットル出力を調整する場合、慣れるまで難しい理由があります
手動ホバリングが難しい理由
上昇と下降のバランスを5:5で合わせればいいんだろ?簡単じゃね?w
理屈ではそうなのですが、上昇は出力ですが、下降は重量+浮力低下分でのバランス配分になるため、どうしても上昇力を多めにスロットル出力配分をしなければいけない・・しかし、ドローンの機体個別によっては出力の割り振りというものが結構違います
特におもちゃのドローンの場合、ぶっ壊れ性能(笑)というか、以下の様な極端なタイプもあるんです
- 重さを支えるぎりぎりの出力をバッテリー容量で無理矢理引き出す
- 軽量にハイパワーでぶっとびマシン
ボディが重すぎてスロットルを50%以上の出力にしないと高度が上がらないタイプの場合、スロットルの下げ幅によっては下降速度が速くなり、下降が早いという事は、上昇力をもっと最大まで引き上げないと浮上しないという事。そのパワーをどこから引き出すか?という点でバッテリーをアップグレードというバランスをとる結果、モーターへの負荷がでかくなり、寿命は短くなる等の弊害があるマシンもあります
ボディが軽量なのに、モーターやバッテリー出力が良すぎると、今度はバビューン!と飛び上がり、逆に下降にもスピードが乗らず自由落下が遅い・・結果、どこまでも上昇してしまい、尚且つ軽さのせいで屋外の場合、風に乗ってコントロール不能というケースも。従って、そういうタイプのドローンであれば、スロットルの上昇力は10~15%程度でコントロールしなければいけない等も
つまり、ホバリング(一定高度)で停滞させるためには、機体の癖(飛行設計)をいち早くつかみ、それにあわせたスロットル操作が重要という事です
スロットル操作はミリ単位を意識しよう
ドローンのコントローラーは従来のラジコンのようなものから、最近ではゲームパッドのような形状の物へとシフトしてきているので、どうしても、ゲーム感覚で大雑把なレバー操作をしがちになりますが、スロットル操作に関してだけは、1mm単位で上昇下降をコントロールできるように癖をつけましょう
1mm単位で動かして効果あるのかよ?と思う人は、まず目の前で安定ホバリングさせた状態から、1mm上昇、1mm下降という出力コントロールしてみれば、その1mmがどれだけの振れ幅がでるか違いがよくわかります
逆に言えば、そこをコントロールできるようになっていれば、どんなタイプのドローンでも初見でチェックして、出力をどこまで出していいか?そのドローンの癖を見抜き、いきなり落下させたり、ぶつけて壊すといった事もなくなります
まとめ:手動ホバリングは機体の性能を見抜くチェック
ドローンの良し悪しって搭載されている性能以前に、機体設計、ボディのバランス(構造や重量)、モーターパワー、バッテリーパワー・重量、スロットル出力など、総合的な機体安定度が最も重要で、それを簡易的に確認できるのが手動ホバリングという操作です。
初飛行のタイプのドローンでもこの操作をすれば、どのくらいの出力でどのくらいの高度・スピードがでるのか等簡単にチェックできるため、限界を超えた無茶な飛行のデッドラインがまずわかります
あくまでも手動ホバリングタイプのクワッドコプターの話です(笑)
私が所有しているドローンの中にあるヘキサコプターであるMJX X600なんかは、4モーターではなく6モーター。これは単純にモーターが2つ増えた・・という事ではないんです・・上昇力が2つ増えた事により、より重量のあるボディを支えられるというメリット、そのため上昇力が上がるという追加能力、デメリットとしては、水平時以外の機体バランスが崩れやすく、微調整が難しくなるなど・・ホバリングだけじゃ語りきれない(笑)